新宿ツバメ亭

楽しく読む絵本

ノコちゃんの赤い靴(お父さんが帰ってきました)

 赤い靴を履いて、お父さんをお空港まで迎えに行った日、到着するはずの飛行機が遅れて何時間も待たなければなりませんでした。

 ノコちゃんは、眠くなってお母さんに抱かれて寝てしまいました。そのうちお父さんの飛行機が到着して大きな荷物を持って降りてきたようですが、お母さんに抱かれて赤い靴を履いて眠っているノコちゃんはなんにも解りません。

 空港でお父さんを見つけたお母さんは、『ノコちゃんが寝てるから抱いていて頂戴。私は男の子達を探して、迎えに来てくれた車をこちらに回って貰うようにお願いしてくるから。』と言ってノコちゃんをお父さんにあづけて行ってしまいました。お父さんに抱かれたノコちゃんは暫くスヤスヤ寝ていましたが、ふと目を開けると、お母さんに抱かれて眠っていたと思うのに、見覚えのないおじさんに抱かれているので驚いて、泣きそうになりました。そこへ、お兄ちゃん達が走ってきて『お父さんと言ってしがみつき、ノコちゃんはお父さんを覚えてないんだね』と言いながら、ノコちゃんに話しかけたので、ノコちゃんは大泣きをせずに不審そうな顔をしていました。

 そこへ、お母さんが現れたのでノコちゃんはやっと安心してお母さんにすがりつきました。

 

 

 

 

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