学生時代、統計学の教授が、さっぱりわからない難しい統計学の授業の合間に「諸君、人生を意義深く生きるためには、先ず第一に、人生を考え哲学をしなさい。次には数学をもっと学びなさい。それから、旅をしなさい。」この言葉は、数学を、専門とする先生だからこんなことを言うのだろうと、はじめの二つは聞き流していたが、最後の「旅をしなさい。」と言う言葉には、いたく、心打たれた。
旅のメリットとデメリットを考えてみよう。旅をすると通常体験できないことに出会う。旅は、通常と違うことを考える動機を与えてくれる貴重な時間である。これは哲学する時間かも知れない
その中には、多くの未知の人々と出会い彼らの暖かい人情と冷たい非人情を感得出来るこれを通して人間に対する愛着がますます沸くことは言うまでもない。
その他にも見たこともないような、絶景を見、食べたことのなかった、珍味を賞味するのは旅の恵みである。それを通して、空想の世界は無限に拡大する。