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秋の北海道一人旅

 昔々の秋の北海道一人旅を、ご披露しよう。

 時は、東京オリンピックの時1964年だから、その頃生まれた人がもう46才になっていると言うぐらい古い時代の話である。

 オリンピックのために学校が休みになったのを幸いに。北海道の周遊券を買って、一人で計画もなく旅に出た。

 上野駅から、午後三時ころ夜行急行列車に乗って一五時間かかって、青森へ着いた。

 青森からは、青函連絡船に乗って函館へ行き、五稜郭などを見て回った。10月の北海道は東京より寒く用意してきた冬用のジャッケトを着て歩いていた。

 函館から、札幌まで行こうと思ったが、予定以上に函館で時間を取ったので、大沼公園と言うところで汽車を降りて宿を探した。

 当時は、学生の旅行や山登りが流行していた時代だから、学生だから宿代を安くしてくれと交渉すると、時刻表などに案内が出ている料金より安くなった。勿論、食事の品を落として値引き分をカバーしていたかも知れないが、そんなことは問題にならない。

 大沼で泊まった宿からは、駒ヶ岳という変った形をした山が大沼越しに真正面に見えた。

 当時、北海道では、山に頻繁にヒグマが出没すると言われていた。ヒグマは、ツキノワグマより体が大きく遙かに獰猛で恐ろしいと聞いていた。

 駒ヶ岳にもヒグマが居るのかと思いながら持ってきた双眼鏡で、宿の縁側から山を見た。しかしヒグマは見えなかった。

 狭い下宿の四畳半と違う大きな部屋で、入浴の後、ふかふかの布団で、休むと夜行列車の着かれも何処かへ飛んで行ってしまう。

 翌日は、長万部で途中下車した、毛ガニを買い、それを食べながら札幌へ向かう。

 夕刻札幌について、市電に乗って南一六条西九丁目の父の友人宅を探した。

 札幌は南北に条・東西には丁目がつい居ている碁盤の目のような街なので非常にわかりやすい。市電を降りてすぐに目的の家は見つかった。尋ねて行くと、父からの依頼を受けていた、その家の人々は暖かく迎えてくれた。

 10月というのに大きなストオブをガンガン焚いている。外に比べて、部屋の中は汗ばむほど暖かい。

 

 

 

 

 

 

 

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