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春の九州三人から二人になかまわれの旅5

 この旅行中、宿へ泊まると、夕食後毎晩将棋をしていたが、私は一度も勝ったことがない。攻めの強い友人に守りきれないのである。

 やがて、船が外海に出たのか揺れ始めた。将棋が続けられないほどの揺れではないが、ゆっくりと前後左右に揺れる。

 船の揺れるのに従って、友人の将棋は怪しくなってきた。今日は勝てるぞと思ったとき、彼はサット将棋を片付けて今日は調子が悪いから止めようと言うと立ち上がった。

 そして大急ぎで、甲板へ向かう階段を駆け上るとドアを開いて出て行った。外は風が強く少し雨が降っているようだ。心配になって彼の後から甲板に出てみると、彼は手すりにしがみついて海に向かって嘔吐していた。

 青い顔をして部屋に帰ってくると畳にしがみつくようにして寝ていた。

 翌朝、早く奄美大島の名瀬港へ着いた。沖縄が返還される前には奄美大島の少し南の沖永良部島が最南端だった。学生達の間ではそこまで行く者が多かった。

 われわれはあまり計画もなく奄美大島まで来てしまったが、何処へ行くという計画もない。

 先ず、港のそばに宿を決め、そこに荷物を置いて、バスに乗った3月というのにとても暖かい南国だなあと感じた。アヤマル峠という不思議な名前の所まで行った。あたりには

 ハブとマングースの格闘ショウがあるというので見に行ったが生憎その日は行われなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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