旅に出ましょう!
旅への誘い 富士山 日本一の山 再度尾瀬へ あこがれの黒部 春の九州なかまわれの旅


 トップページ
 再度尾瀬へ1
 再度尾瀬へ2
 再度尾瀬へ3
 再度尾瀬へ4
 夏の北陸路1
 夏の北陸路2
 夏の北陸路3
 夏の北陸路4
 夏の北陸路5
 夏の北陸路6
 夏の北陸路7
 夏の北陸路8

夏の北陸路4

旅は順調に続いていたが、なにぶん数日間風呂に入っていなかったので、珠洲海岸にテントを張ったとき、銭湯へ行こうと言うことになった。浜辺にテントを張り夕食を済ませてから、一人がテントの留守番をして3人が、バスを降りて買い物をしていたときに見つけておいた銭湯へ行った。

湯船は木製の古いもので、風呂場は薄暗い。小さな湯船の中に土地の人だろう3人の中年のおじさんが、楽しそうに話し合いながら気持ちよさそうに入っている。

われわれも入ろうとして、湯船を見ると湯は、白くにごってなんとも言えない臭いがする。それでもおじさん達は気持ちよさそうに入っているのだからと、我々も体を簡単に流してから湯船に浸かった。

入ると生ぬるい湯で、おまけに白くにごって妙な臭いはいっそう強く鼻につく。耐えられなくなって湯から上がり体を洗おうと思うと、カランからは水しか出ない夏でよかったと思いながら体を洗いもう一度湯船に入ることは止めて上がることにした。

二人の友人はやや暫し、風呂に浸かって居たが上がって来て、「こりや、ひどいもんだな」とささやいた。

三人が帰ってから、留守番をしてくれた友人に、銭湯の様子を話し、行くようにすすめると彼は、「僕は、止めとくよ。すぐにちゃんとした風呂に入れるから」と言った。

 

 

 

 

 

 

 

旅への誘い富士山 日本一の山 | 再度尾瀬へ | あこがれの黒部 | 春の九州なかまわれの旅
シミそばかすとサウナ | 高血圧とダイエット | 教育ローン


Copyright (C) 2010 旅に出ましょう! All Rights Reserved